セミナーダイジェスト
   

2010年1月12日(火)

 

 
 皆さんは限界利益という言葉をご存知でしょうか。  
 読んで字のごとし、利益の限界すなわちどんなにがんばってもこれ以上は利益が出ない限界の利益をいいます。例えば、小売業でいえば、売り上げ額から仕入れ額を引いた額になります。つまり、どんなに人手をかけずに効率的に売ったとしても売った額と仕入れた額を引いた差額以上に儲かることはないことを意味しています。  
 では、フットサル施設の面貸しを考えて見ましょう。  
 利益の限界ですから、1日の貸し出し面が全部埋まったとして、それ以上には儲からないので、最大の利益は決まってしまいます。実質は、その額から、土地を借りていれば賃借料、スタッフの人件費、設備の原価償却費などを引いた額が限界利益ということになります。  
 考えて見れば、賃借料、人件費、原価償却費などはほとんど固定費です。逆に言えば、面貸しが売れようが売れまいが、それだけの費用が毎日、毎月かかることを意味しています。  
 そこで、固定費の比率が高い企業などに対しては、限界費用という言葉がよく使われます。
 費用にも限界があるという意味で、よく解釈すれば、どんなに費用がかかろうとも賃借料、人件費、原価償却費以上には費用はかからないという意味です。したがって、少々、空いている時間帯のコートを安くて売っても、利益にこそなれ、損はしないという考え方が成り立ちます。
 

 似たような考え方の業界が、今、日本航空で話題の航空業界です。
 航空業界のマイレージサービスは有名ですが、これは、満員で飛行機を飛ばそうがカラで飛ばそうが費用はそれほど変わらないので ポイント(特典)を付けて、ポイントが貯まった人に乗ってもらうことで、飛行機の稼働率を上げようというものです。ホテル業界でも、最近のビジネスホテルのポイントサービスはキャッシュバックまで行うようになっています。

 

 このように固定費の比率が高いサービス業界では、ポイントサービスはもちろん、平日と休日とで費用を変えたり、会員価格を設定したり、 早割りの予約は安いなど、限界費用を逆手にとってあの手この手の価格戦略で稼働率を上げようとしています。フットサル業界でも、限界費用に挑戦するサービスは、カードにハンコを押したポイントサービス、会員価格設定などで行われていましたが、 使った金額に応じたポイント、時間帯に応じたポイントなどよりきめ細かなポイント付与や各種割引設定は他業界に比べると遅れているように思います。

 
 さて、多種多様なポイントサービス、割引設定を行うと、ポイント計算にしても料金清算にしても複雑になり、 窓口業務ではそれなりの応対ができるスタッフが必要になります。また、お客様の支払い方法もクレジット決済、プリペイド支払いなど多様化が求められて来ます。  

 したがって、もはや、フットサルコートのシステムは単なる予約システムにとどまらない、顧客サービスの向上とスタッフの業務効率化のシステムが求められています。それだけではありません。知覚価値もこれからは重要になります。では知覚価値とはなんでしょうか?

 
 続きはセミナーにてどうぞ。
(限界費用を活用した事例紹介もあります。)
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